しろやま商店会
花と白秋で
西口リニューアルにともない、街をアピール

しろやま商店会(高橋清会長)と小田原TMOでは、4月29日(木)~5月5日(水)まで、『花のプロジェクト2004~心に白秋歩いて城山』を開催する。街を花いっぱいに飾り、商店会では花や小田原にゆかりの深い北原白秋にまつわる商品開発をするなど、「緑溢れる城山の魅力をPRしよう」と商店と住民が一体となって取り組んでいる。
同商店会は小田原駅西口にある商店50店舗で構成されている。ビルが立ち並ぶ東口に比べ、新しい商店会だ。
3月、西口構内に新規店舗がオープンし、広場の整備も完了、合同庁舎や警察署や移転で西口の利用者も増えるなど発展が目覚しい。商店会では「この機会に街のPRをしよう」と考え、この企画に取り組み始めたのだった。
もともと城山は緑豊かな自然や寺社があり、花を店頭に飾る店舗も多い。「花を生かした街づくりができるのではないか」との意見が、今回の運びとなった。
18日には商店会、自治会、老人会で、木樽80個に花を植栽し、通りを賑やかに飾っている。「みんなで取り組んだという気持ちが街を盛り上げていく」と関係者。買い物客からも「とても素敵。これからも続けて欲しい」と好評のようだ。
さらには童謡作家竹村忠孝氏や、小田原まちづくり応援団の協力を得て、北原白秋が小田原時代に歩いた道を辿る街歩きの実施や、豊富な文化観光資源を生かした歴史散策も行われる。
各店舗では、花や白秋にちなんだ商品の開発や、各店舗に白秋の詩を展示し、街中が白秋ギャラリーに変身する。期間中は買い物をすると、詩の栞と花の種がもらえるという。
-城山を歩いて楽しんで-
また、市民が参加できるイベントも多数用意されている。文学散歩「白秋の歩いた道」は、小田原時代白秋が歩いた道をたどり、竹村氏が講演する。日時は5月1日(土)午前12時30分集合1時開始で、城山幼稚園に集合。当日受付で参加費は500円。
2日(日)に行われる、歴史散歩『後北條氏の居城めぐり』では、後北條氏の居城跡と言われる八幡山周辺や大外郭跡、大久保神社など西口周辺の史蹟をめぐる。講師は小田原・箱根SGGクラブ代表の池田百合子さん。時間は午前12時30分集合、1時開始、集合場所は学習塾ステップ1階。当日受付で参加費500円。問合せはヘアサロン和泉 電話0465(23)1811まで。
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もうウラ駅でなく西口です
しろやま花のプロジェクトのリーダーを務める
澤田 君雄さん 小田原フラワー社長 57歳
○…ゴールデンウィークに、しろやま商店会で行われる花のプロジェクトを仕切る。住宅地と商店が点在している、一見デメリットにもなりかねない立地の商店会。だが、この点を利用し、自治会、老人会の協力を得て取り組んでいるのはさすがである。「街がきれいになったり、自分の街が褒められたりするのは誰でも嬉しいものだからね」と話す。18日の植栽には多くの人が協力に駆けつけた。「ゴミまで拾うようになっちゃったよ」と笑みがこぼれる。
○…花をテーマにイベントをと聞いた時、成功できると思った。各店の個性で客を呼んできた商店会では共通のセールや大体的なイベントは必要ない。緑の多い城山にぴったりだからだ。メンバーの思いも一緒だった。仕事に支障がないように、朝早く作業を始めるが皆、進んで取り組む。「こういうところが城山っぽいと言われるのかも」とポツリ。
○…生まれも育ちも小田原。事業を起こしたいと、20歳のときに東京の花屋に修行に出た。28年前小田原駅西口ロータリーに店を構えた。「自然環境豊かなところで育ったから、この仕事を選んだのかな」と語る。平成元年にはフラワーアレンジメントの感性や技術を競うフラワーシップ全国大会で優勝と農林大臣賞を受賞。「この仕事の魅力は?」の問いに、「常に季節を追いかけているところ。1年に一回しか触れられない花もあるからね」と答えた。2代目の息子さんも一緒に働いている。「同じ仕事に就いたのは嬉しい」と目じりが下がる。
○…店の経営と共に、西口の発展の様子も見てきた。「最初は車も通らない、人もいない状態。それが新しい道ができて車が多くなり、関東学院ができて人が歩き、構内に店もオープンして活気がでてきた。もうウラ駅じゃなくて西口と呼べるでしょ」。最後に商店会を花に例えてもらった。「城山にも咲いている山百合。地味すぎず品があるところが似ている」